Colors~30th Anniversary All Time Best

増田惠子 Colors~30th Anniversary All Time Best歌詞
1.すずめ

作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき

別れの話は 陽のあたる
テラスで紅茶を 飲みながら
あなたと私の 一日の
一ページを 読むように
別れの話を する時は
雨降る夜更けに 呼ばないで
あなたと私の 一生が
終わるように 響くから

時計の中に だれかがいるの
旅立つ支度の あなた
今なら汽車に 間に合うかしら
車をさがしてくるわ
雀 雀 私の心
あなたのそばを 離れたくない
なのに なのに ふざけるばかり
雀のように はしゃいでるばかり

あなたにもらった パステルの
私の似顔を 捨てたいわ
焼くのはあまりに つらいから
夜の海に 捨てたいわ

いつものように 手を振りながら
あなたの車が消える
ついでのように 見送りながら
私 いつか走りだす
雀 雀 私の心
あなたのそばを 離れられない
呼んで 呼んで 雀のように
あなたのあとを 追いかけてゆくの

雀 雀 私の心
あなたのそばを 離れられない
呼んで 呼んで 雀のように
あなたのあとを 追いかけてゆくの


2.前夜祭(イブ)

作詞:サガン綾
作曲:堀江淳

マニキュアをぬらないのは
あの人が好きじゃないからなの
香水をつけないのも
あの人のせいなの
ふといつか気がつけば
あの人の為だけに生きていた
空白の年月がただそこにゆれてる

でも私こうかいなんてしてない
思いきり愛してつくした今は
暖かすぎるコートいらないわ
さりげないぬくもりだけが欲しい

ほら冬の足音が
もうそこに来ています貴方
おそろいのセーターも
出来上がる頃です
黒髪を少しだけ
切ろうかと思います貴方
電話の番号もとりかえるつもりです

そんな事出来る訳がないサと
笑って振り向く貴方が悲しい
待つことだけに慣れた女って
想い出だけあれば生きてゆける
今年の冬のクリスマス・イヴは
たった一人きりで迎えます


3.ためらい

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

手をつなぐほど 若くないから
あなたのシャツの ひじのあたりを
つまんで歩いていたの

道ゆく人と すれちがうとき
二人いつから つきあってる
仲に見られるかしら

もしも新しい このめぐり逢いが
心の傷あと もうひとつふやす
ことになろうとも

勇気を出して うちあけてみた
昔の恋を さりげなくきく
あなたは 冷たい人

舗道によせた 車の中に
今夜二人で 旅立つための
小さな荷物がある

私はもうすぐ 不幸になりそう
いっしょの時間が あまりに楽しく
はやく過ぎるから

明日のことは わからないけど
ずっと愛すと 云ってくれない
あなたは冷たい人
あなたは冷たい人


4.傷心

作詞:中山ラビ
作曲:小椋佳

おさないしぐさがかわいいと
あなたは耳にやさしくささやく
くもりのち晴 春うらら
じっとその気でいさせてほしい
同じおもいで抱いてほしい
知らない人のイニシャル
はでなハンカチちらつかせ
あなたはひとりで夏になる

電話のむこうできこえてる
鼻にかかった人の声はだれ
はげしい山の通り雨
すこしはあわててほしいのに
夕立ちはこぶ風がなる
さむい噂がながれこみ
絵本ひらいてなぐさめる
わたしは黒い服を着る

季節がつくった筋立ては
ひとり芝居の道化役
Come and go Come and go
拍手も待たずに幕になる

会えない人だとわかっても
アルバムみればふたりの時だと
かたいつぼみは水しぶき
ひとりはなやぎしぼんでく
落葉は外で舞いあがる
二百十日はすぎて行き
ほおずきだけが頬を染め
あなたはきのうの人になる

季節がつくった筋立ては
ひとり芝居の道化役
Come and go Come and go
拍手も待たずに幕になる


5.らせん階段

作詞:竹内まりや
作曲:竹内まりや

さっきから回転ドアの 回る数かぞえて
何度目にあなたの姿 見つかるのかしらと
ロビーのすみで 胸はやらせる 3年ぶりの冬

チャコールのコートを選び 出かけて来たけれど
再会を祝う夜には 淋しい色かしら
自由を愛し だから別れた
あれから 幾つもの 恋を抜け
わかったことは ただひとつだけ
今でもあなたが 大好き
憧れやプライド捨てて 大人のクールさで
こんな風に会える日のこと 夢に見ていたのよ

約束よりも 少し遅れて
近づく 懐かしい 微笑みが
型にはまった 挨拶なんて
必要じゃないと 言ってた
人生のらせん階段 またひとつ上がって
前よりもずっと素敵な 恋人になれるわ
恋人になれるわ


6.アクトレス

作詞:安井かずみ
作曲:加藤和彦

メイクアップに
時間をかけて
砂色をした ドレスを着た
スポットライトの
向こうに あなた
いつもより 顔いろがわるい

あなたと わたしの
舞台のフィナーレ
ふたりで 演じた
恋のストーリー
人気のない 客席には
別れの 赤いバラ

すじ書き通りに
話は進む
ききとれないわ あなたの声
タバコを消して
立ちあがるのね
レインコートを お忘れなく

あなたと わたしの
舞台のフィナーレ
化粧にかくした
心は見せない
カーテンコールの 拍手もなく
芝居の 幕は降りる

あなたと わたしの
舞台のフィナーレ
ふたりで 演じた
恋のストーリー
人気のない 客席には
別れの 赤いバラ


7.女優

作詞:桑田佳祐
作曲:桑田佳祐

下積みも女優の稼業
恋に疲れた役どころ
セリフ回しも無いほどに
ヘイ・ヘイ・ホー ヘイ・ヘイ・ホー

飲み暮れた裏方苦業
水のかわりに酒びたり
化粧どうらん肌に荒れ
ヘイ・ヘイ・ホー ヘイ・ヘイ・ホー
夢に見た晴れ姿を
舞台のソデに思う
ひとり寝が身にしむ夜
稽古場 一丁羅

世の中のはじこに漂う
よたり女が生きる道
その他大勢の役ひとつ
ヘイ・ヘイ・ホー ヘイ・ヘイ・ホー
緞帳の影じゃないとこで
お客の顔が見たい
ズラかぶり舞う時を
思えば 一丁羅


8.FU・RI・NE

作詞:裕美
作曲:都志見隆

FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋は
密やかに ハートのボリューム上げて 抱き合う仲
FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋に
野暮な道徳は必要ないわ

一晩くらいは あいさつがわり
Theory 崩した 出会いは偶然
3つの季節を 漂わされて
Jealousy だけ教えられた My Heart
時間を気にする あなたの背中包みたい
淫らな色したパフュームで
素顔のままで 踊り明かす all night
見抜いてよ Darling 強がってるだけ

FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋は
秘め事にそっとチャンネル合わせ あなたを待つ
FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋に
一晩熟して心は熟れて

真紅のマニキュア 髪にからませ
酔えば感じるわ うなじへの Kiss
あなたの吸いがら くわえてみれば
電話の Bell ナイフに変わるわ
アナログ仕立てで 燃え上がる恋の目盛りは
一秒刻みの はかない Pillow Talk
バンプカラーの ブラインド降ろすわ
気付いてよ Darling 一人が恐い

FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋は
フレーム外してとまどい消して 抱き合う関係(なか)
FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋に
熱い夢ひとつ お似合いじゃない


9.哀色の印象 -AVEC LE FEU-

作詞:日本語詞:りいのまゆこ
作曲:HELEN BANK・CHRISTIAN HOLL・SERGE MAZERES

entre deux verres de champagne
dans cette partie de campagne
je t'ai vu comme un nuage
apparu comme un mirage
soudain la revelation
comme une estrange sensation
comme un nouveau et grand frisson

踊り続けて 笑い続けて
見つめ続けて 愛し続けて
水面に映る 月はこの手を
すべり落ちてく

tu joues le jeu
abec le feu
迷いを許さず
光を操る
その目にひかれるまま

tu joues le jeu
abec le feu
des mot's dangereux
mots d'amoureux
le jeu des yeux
des yeux de feu
tu joues le jeu
tes yeux…

風を紡いで 冬は訪れ
枯れた小枝を たたく雨音
青ざめた朝見送るまどに
背中消えてく

どこか遠くで 誰かふざけて
ピアノ弾いてる つまづきながら
繰り返す夢 たち切るまでを
あなたは教えた

tu joues le jeu
abec le feu
冷たい雨なら
夜更けを待たずに
きれいな雪にかわる

tu joues le jeu
abec le feu
des mot's dangereux
mots d'amoureux
le jeu des yeux
des yeux de feu
tu joues le jeu
tes yeux…

tu joues le jeu
abec le feu
不思議なよろこび
光は静かに
記憶の中で燃える

tu joues le jeu
abec le feu
des mot's dangereux
mots d'amoureux
le jeu des yeux
des yeux de feu
tu joues le jeu
tes yeux…


10.運命が変わる朝

作詞:日本語詞:りいのまゆこ
作曲:HELEN BANK・CHRISTIAN HOLL

暮れゆく窓辺 見降ろせば 一秒ごとの影を
たおやかに映し出す 川面の流れ
今は手を触れないで 心で包みたい
C'est un amour Cherche moi
過ぎ去る日々を抱きしめていた月は
かたちを夜ごと変えていった

季節が変わる瞬間を告げる風 ふっと
その気配 感じたの 何かが終わるような
始まるような はりつめたせつなさ
C'est un amour Cherche moi
手さぐりのまま 移ろう月は愁いを残し
眠りにつく そして
C'est un amour Cherche moi
この胸の中 遙かな夢を叶えるために
時をかけて 満ちる

ずっと漂っていた わたしはいつの日か

C'est un amour Cherche moi
ひとみを閉じて 静かに満ちた
月の光に 導かれた舟で
C'est un amour Cherche moi
ひかれるように 迷わず逢える
運命の朝 待ちつづけた人に


11.奇蹟の花

作詞:沢田知可子
作曲:Rie

夢に生きる すべを
許しながら 時は廻り
私は今 永遠

明日の希望 胸に抱きながら
夜を紡ぎ 無限の空 ひらめく

咲かせて…Je t'aime Je t'aime
穢れなき 奇蹟の花を
信じて…Je t'aime Je t'aime
運命を運ぶ 風舞う
真実に咲く ロータス

心揺らぐ 涙はらいながら
想う人の 笑顔が今 愛しい

咲かせて…Je t'aime Je t'aime
揺るぎなき心の岸辺
信じて…Je t'aime Je t'aime
美しき涙 捧げて
この愛に 咲き誇れ

咲かせて…Je t'aime Je t'aime
穢れなき 奇蹟の花を
信じて…Je t'aime Je t'aime
運命を運ぶ 風舞う
真実に咲く ロータス


12.すずめ ~アコースティック・バージョン'05

作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき

別れの話は 陽のあたる
テラスで紅茶を飲みながら
あなたと私の一日の
一頁を読むように
別れの話をする時は
雨降る夜更けに 呼ばないで
あなたと私の 一生が
終わるように 響くから
時計の中に だれかがいるの
旅立つ仕度の あなた
今なら汽車に 間に合うかしら
車をさがしてくるわ
雀 雀 私の心
あなたのそばを 離れたくない
なのになのに ふざけるばかり
雀のように はしゃいでるばかり

あなたにもらった パステルの
私の似顔を捨てたいわ
焼くのはあまりにつらいから
夜の海に 捨てたいわ
いつものように 手を振りながら
あなたの車が消える
ついでのように 見送りながら
私 いつか走りだす

※雀 雀 私の心
あなたのそばを 離れられない
呼んで 呼んで 雀のように
あにたのあとを 追いかけてゆくの※

(※くり返し)


13.白い小鳩

作詞:山上路夫
作曲:都倉俊一

この町で生れたのよ
悲しみだけうずまく町
どこか遠く逃げたいわ 私は白い小鳩
生毛さえ消えぬうちに
夜の酒場つとめ出して
流れ者にだまされた
あわれな そうよ 小鳩
いつかはきっと みじめな私も
この羽根広げて 遠く遠く旅立つわ
あの汽車に乗れる時を
夢に抱いて生きているの
いつかきっととび立つわ 私は白い小鳩

泣きながら生きて来たわ
想い出せばいつも私
ここの町は泥沼よ 私はもがく小鳩
世の中に出ておゆきと
死んだママが言っていたわ
そうよけっして負けないわ
私は負けはしない
いつかはきっと みじめな私も
この羽根広げて 遠く遠く旅立つわ
あの汽車に乗れる時を
夢に抱いて生きているの
いつかきっととび立つわ 私は白い小鳩


14.一人の部屋

作詞:堀江淳
作曲:堀江淳

ルーム・ライトを 手さぐりでつけたら
深すぎる静けさに 胸がつまるの
レコードかけて まぎらわしてみても
気が付けば 知らぬまに 涙が落ちるの

あれからどれ位 時がたったかしら
思い出にすがって 生きています

一人で待つ事も やっと慣れてきました
少しは大人に なったつもりです

二人そろいの ティー・カップそのまま
描きかけのスケッチも あの頃のまま
扉をあけて あなたが今にでも
この部屋へ 来るような そんな気がするの

思い出を抱きしめ 今夜も眠るの
明日も次の日も きっと同じ

一人で待つ事も やっと慣れてきました
少しは大人に なったつもりです

一人で待つ事も やっと慣れてきました
少しは大人に なったつもりです


15.つかの間の雨

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

あなたがそっと右手を出して
雨に濡れた私の髪を
うまく左にとかしてくれた
ほんの私の髪のくせまで
あなたは憶えてくれたのですか
あなたはとても気がつく人だったけど
気づいて欲しいものは他にあった

突然雨が降りだした街を
あの頃いつもそうしたように
二人肩を寄せて歩いた
ほんのひとふりの雨とたったひとつの傘が
最後のドラマを作ってくれたのに
肩にまわしたあなたの手には
あの頃のぬくもりはもうなかった

空があかね色に燃えつきてそして
つかの間の雨もあがってしまった
ビルの谷間に沈む夕陽を見て
悲しいと思うのは私だけでしょうか


16.星になったパパ

作詞:サガン綾
作曲:松本としあき

小さな命を 私の中に残したまま
貴方は見知らぬ世界へ 一人きりで旅立つ
日曜日には お弁当持って
三人で遊びに行こう
嬉しそうに 見上げる夜空に
ほら一番星だヨと
そう言っていたくせに
貴方が 貴方が 星になった

小さな命は 今も私の中に生きてます
貴方が星に姿変えたことも 知らない
男の子なら 小さな指に
ギターを教えるんだ
パパとお前の 二人で奏でる
ジョイント・コンサートだネ
そう言っていたくせに
ギターは ギターは 音もしない

男の子なら 強くて優しい
そんな人になるんだ
パパからの伝言を 必ず伝えておくれ
そう言って そう言って
貴方は 貴方は 星になった


17.ハロー・トゥ・ミー

作詞:サガン綾
作曲:松本としあき

モーニング・コールのベル 部屋中鳴りひびく
目覚めれば朝もやに包まれた ここはパリ
hum hum 都会の冷たさに
疲れ果てて 疲れ果てて 逃げ出したワ
明日から 名前変え
生きていくつもりヨ
さめかけた レモンティー
飲みほしたら Good-bye myself
熱めのシャワー浴びて
全て流して Hello to me

ルーム・サービスのメニュー 見覚えのある文字
誰かが大好きだった スピニッチサラダwith スープ
生きていく理由が
わからなくて わからなくて 逃げ出したの
ゴメンネ 気まぐれで
許してネ 私を
さめきった レモンティー
飲みほしたら Good-bye just my friend
熱めのシャワー浴びて
全て流して Hello to me


18.もっと下さい

作詞:白石ありす
作曲:吉田拓郎

もっと もっと下さい 優しい言葉
もっと もっと下さい シェリーの香り
もっと もっと下さい 燃える指先
もっと もっと下さい 灯りを消して

肌に感じる 音楽が
部屋中 満ちたりているのに
ダンスも 今夜はじょうずに
踊れるようになったのに

あなたは 人が変ったように
真面目なそぶりで
突然わたしを 遠ざける
またここまでと
子供あつかい する気ですね
NO NO NO ………
もっと下さい もたれる肩を
もっと下さい 愛のしぐさを

もっと もっと下さい 甘いささやき
もっと もっと下さい 二人の秘密
もっと もっと下さい ためらわないで
もっと もっと下さい 想いどおりに

時計の針は 12時
過ぎたばかりの 夜です
床にころがる ハイヒール
ガラスの靴じゃないのに

煙草の煙りで かくせないほど
熱い視線が
ドアの向こうと 倖せの
世界を分ける
あとで誰か 来るのでしょうか
NO NO NO ………
もっと下さい 口づけよりも
もっと下さい あなたの心を


19.ソファーのくぼみ

作詞:白石ありす
作曲:吉田拓郎

アネモネ色のカーテン
少し揺れて
ふたりの時間が
過ぎてしまったから
あなたはもう帰るのね

はずしたままの腕時計
忘れないで
誰かに聞かれたら
おしえてしまいそうよ
なんにも言わなくても

あなたのつけた
ソファーのくぼみ
ぬくもり消えないうちは

Kiss me もういちど
Kiss me again
ひとりにしないでね

Kiss me もういちど
Kiss me again
ひとりにしないでね

さよならになるといつも
そっ気ないのは
優しさからでしょう
知っているのに
ドアを背中にして

あなたの広い肩越し
みつめた部屋も
もうすぐ黄昏
わがまますぎるかしら
涙で引きとめるのは

愛されたいの
このままずっと
今夜は約束よりも

Kiss me もういちど
Kiss me again
ひとりにしないでね


20.ラブ・マジック

作詞:安井かずみ
作曲:加藤和彦

あなたとの出会いは
突然 うしろから
目隠し されたまま
恋に 連れ去られた

赤いレオタードの
わたしのウエストを
その時 抱きしめて
「愛している」と言う
聞こえてきたの ショパンのピアノ

あなたは魔術師よ
わたしはとりこロール
マジック ラブ・マジック
ただ目を閉じて
されるままに されてる
気分はゆらら
恋の呪文 かけられ
朝がくるまで

あなたとのデイトは
時間が 不規則で
風吹く 昼下り
それとも 真夜中

赤いアンセリゥムを
部屋に飾って待てば
その時 耳もとで
「愛している」と言う
窓をのぞくと 黒猫がいた

あなたは魔術師よ
わたしはとりこロール
マジック ラブ・マジック
ただ身をまかせ
わたしじゃない わたしに
変えられちゃうの
気がついたら あなたの
姿はなくて

あなたは魔術師よ
わたしはとりこロール
マジック ラブ・マジック
ただ目を閉じて
されるままに されてる
気分はゆらら
恋の呪文 かけられ
朝がくるまで


21.Yesterday&Today

作詞:島エリナ
作曲:田中真美

手すりにもたれて(say good-bye)
すべり出す舟を見つめた
潮風の中で(say good-bye)
いつもどおりに さり気なく

嫌いで別れる 理由じゃないから
まだ愛してる

最後に抱かれて yesterday
何も言わないまま today
彼女のところへ 帰ってゆくの

涙を流して yesterday
愛のページ終る today
青空見上げて 泣かずに一人きり

甘い夕暮れ(blue my heart)
小さく舟が消えてゆく
帰るあてもなく(blue my heart)
カーディガンはおって 歩きだす

過ぎた愛へともどってゆくのね
ひきとめたりしない

二人ボッチの yesterday
振りむかずにゆくわ today
いつかは笑って 想い出したい

涙を流して yesterday
愛のページ終る today
港の灯がにじんで 一人きり

最後に抱かれて yesterday
何も言わないまま today
彼女のところへ 帰ってゆくの


22.55ページの悲しみ

作詞:竹内まりや
作曲:竹内まりや

留守番ついでに 部屋を片づけ始めた
机の上の本たち みんなほこりまみれ
ふと手にした時 舞い落ちた手紙ひとつ
あなたに宛てた きれいな文字に 心震えた
いけないことだと 言いきかせてみたけど
二人の仲なら 許してくれるわ
疑惑に勝てずに 祈る気持で開けば
秘密の愛の言葉に 涙がにじんでいった

昨日の日付に 初めて知る裏切り
こよなく愛した あなたは罪人
あなたに代われる 人も場所も見あたらず
何も知らない自分を装うだけが すべて
手紙を戻した あの55ページには
気づかれることのない 悲しみが眠っている


23.Good-Bye Again

作詞:来生えつこ
作曲:来生たかお

その場しのぎの嘘 悲しいから
もつれる前 ケリをつけて
とがめはしないから 出て行ってよ
つらい気持 お互いさま

窓越しに手を振れば 舗道渡る影
憎めない人ね 笑顔を見せた

もう一度さよなら 恋人時代
新しい女(ひと)のもと お行きなさい

ともだち同志なら つき合えそう
これからだって 気がねせずに
軽い話し相手に 角の店先で
くだけた調子で 過去を笑える

もう一度さよなら 恋人時代
これからは それぞれの道を行くの

ほんのあいた時間 誘ってふたりは
くだけた調子で 過去を話せる

もう一度さよなら 恋人時代
これからは それぞれの道があるわ
これからは それぞれの道があるわ


24.Spiral

作詞:沢田知可子
作曲:藤末樹

気分はモナリザ
ほろ酔いピンクレディー
ひかえめな駆け引きが心地よい人
笑顔に惹かれる 何気ない仕草
ほろ苦い 思い出が活かされる瞬間
いくつになっても やっぱり嬉しい
いたずらな その瞳 気づいて欲しい
最高な今を あなたに映して
永遠の少年にもう一度 恋をしよう

らせんかいだん 半ばの足元で
ぐらついた自信と 女心
蘇らせて 奮い立たせて くれた人だから
愛を重ねた分だけ やさしくて
夢に触れた分だけ 輝いて
あなたみたいな 本物のおとなになる Spiral

鏡の向こうで 手招くマドンナ
あきらめず へこたれず 等身大で
イメージ通りの 心地よいリズム
細胞が 目覚めてく ステップで 生きてゆこう

らせんかいだん 何度も踏みしめて
絡みついたしがらみ削ぎ落として
生まれ変わった また恋をして 一つ上がりたい
人に捧げた愛だけ 感謝して
人にもらった愛だけかみ締めて
あなたのことを もっともっと好きになる Spiral

らせんかいだん 半ばの足元で
ぐらついた自信と 女心
蘇らせて 奮い立たせて くれた人だから
愛を重ねた分だけ やさしくて
夢に触れた分だけ 輝いて
あなたみたいな 本物のおとなになる Spiral


25.もいちど遊びましょ

作詞:近田春夫
作曲:近田春夫

貴方に会ったの 何年ぶりかな?
曖昧に いつの間に 連絡も途絶えて
そのまんま 今夜まで 心の片隅
気にしてた どしてたの 元気だったの?
四方山話もほどほどに ひとついえるのは
今のほうが素敵よ さっき思ったの

あの日は雨模様 なんだか似てる
曖昧に いつの間に ひとつの傘で
そのまんま 夜明けまで 酔いにまかせて
雨宿り 探しては 歩いたわね
そうなの何にもなくたって 忘れられない
だから今うれしい ほろ苦いのが

もう一度 遊びましょ
もう一度 あの頃みたいに
もう一度 遊びましょ
もう一度 あの頃みたいに

不思議ねおんなじことばかり 覚えてるなんて
仲よく踊った あのステップ

それからもひとつ聞きたいの 嘘をついたでしょ?
約束も今では 笑い話ね

もう一度 遊びましょ
もう一度 あの頃みたいに
もう一度 遊びましょ
もう一度 あの頃みたいに


26.夢までの時間

作詞:岡田ふみ子
作曲:林哲司

願いごとが夜空をつき抜け
星屑の中で光る
何千年生きれば二人に
贈り物が来るのかしら

夢までの時間 もう少しだねと
いつも急いでたけれど…

あなたの指が時計の針を
止めたあの日世界が変わったの
迷いは愛の深さのせいと
逢えない日の涙に教わった
my life, my life
どんな占いより
あなたの眼差しだけが
私の最後の運命

失恋なら何度もしたさと
笑いながら言っていた
私は今あなたの孤独に
篤く深く抱かれている

夢までの時間 眠るのが惜しい
笑いながら言っていた
私は今あなたの孤独に
篤く深く抱かれている

夢までの時間 眠るのが惜しい
ずっと話し続けよう…

二人の旅は永遠だから
ダイヤもない 終着駅もない
揺られていると心の奥で
恋と愛が素敵に混ざり合う

あなたの指が時計の針を
止めたあの日世界が変わったの
迷いは愛の深さのせいと
逢えない日の涙に教わった
my life, my life
どんな占いより
あなたの眼差しだけが
私の最後の運命


27.Yes,My Life

作詞:MONA
作曲:M.Y

一陣の風が 通りを駆け抜けてゆく
束ねていた髪が ほどけて踊る
あの頃のようね 横顔照らす光も
眩しくていつも 前を見ていた

聴こえそう 懐かしいメロディ

My Life 歌うように
胸を張りながら 笑いながら
歩く今日は すべてが愛しい
このまま そのまま 私を生きるわ
Yes,My Life

若さに任せて ひたすら駆け抜けた日々
こぼれた涙さえ そのままにして
手に入れたものや その代わり失くしたもの
変り果てたものや 変らないもの

思い出は 色褪せるけれど

My Life 歌うように
胸を張りながら 笑いながら
めぐる日々は 儚く美しい
一日 一日 私を生きるわ
Yes,My Life

戸惑っていた 移り変わる 時間の早さに
でもね 振り返れば 今
遠く伸びる緑の道が光る

My Life 歌うように
胸を張りながら 笑いながら
不意に浮かぶ言葉は「ありがとう」
ここから 心から 伝えたい思い

My Life 歌うように
胸を張りながら 笑いながら
歩く今日は すべてが愛しい
このまま そのまま 私を生きるわ
Yes,My Life


28.UFO

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

手をあわせて みつめるだけで
愛しあえる 話も出来る
くちづけするより甘く 囁ききくより強く
わたしの心を ゆさぶるあなた
ものいわずに 思っただけで
すぐあなたに わかってしまう
飲みたくなったらお酒 眠たくなったらベッド
次から次へと さしだすあなた
信じられない ことばかりあるの
もしかしたら もしかしたら
そうなのかしら
それでいいわ 近頃すこし
地球の男に あきたところよ

でも私は たしかめたいわ
その素顔を 一度は見たい
鏡にうつしてみたり 光をあててもみたり
それでもあなたは普通のあなた
ああ突然 オレンジ色の
ああ光が わたしをつつみ
夢みる気持ちにさせて どこかへさらって行くわ
やっぱりそうなの 素敵なあなた
信じられない ことでしょうけれど
嘘じゃないの 嘘じゃないの
ほんとのことよ
それでいいわ 近頃すこし
地球の男に あきたところよ アー


29.渚のシンドバッド

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

アアア アアア……
渚のシンドバッド

ここかと思えばまたまたあちら
浮気なひとね
サーフィンボード小わきにかかえ
美女から美女へ
ビキニがとっても お似合ですと
肩など抱いて
ちょいとおにいさん なれなれしいわ
唇盗む早業は 噂通りだわ
あなたシンドバッド
セクシー あなたはセクシー
私はいちころでダウンよ
もうあなたに あなたにおぼれる

波乗りあざやか 拍手をあびて
キッスの嵐
あちらのパラソル こちらのパラソル
ウインク投げて
夜ふけになったら あなたの部屋へ
しのんで行くよ
ちょいとおにいさん いい気なものね
うっとりさせるテクニック 腹が立つほどよ
あなたシンドバッド
セクシー あなたはセクシー
私はいちころでダウンよ
もうあなたに あなたにおぼれる


30.インスピレーション

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

特別好きなタイプでも
ないひとなのに
最初からなぜか
こころひかれたの

電気のようにビリビリと
からだがふるえ
愛してしまった私

あなたが好きよ 好きなのよ
何から何まで 好きなのよ

楽しいひとがいいなんて
いってたくせに
無口なあなたのとりこ

不思議なものね 恋なんて
理くつじゃないの
説明も出来ない気持

このひとだろうと 思ったの
目と目が会って
昔からそれを
知っていたみたい

今まで 会った誰もかも
煙のように
その時 きれいに消えた

あなたが好きよ 好きなのよ
何から何まで 好きなのよ

運命なのよ そうなのよ
あなたに会って
すべてが変った私

不思議なものね 恋なんて
理くつじゃないの
説明も出来ない気持


31.カリフォルニア・ブルー

作詞:伊藤アキラ
作曲:梅垣達志

一度カリフォルニアを訪れた人は
空が忘れられずに いつの日か戻る
花は散ってしまうし住む人も変る
けれど空はまぶしく永遠のブルー

California blue それはあなたの愛
ふりむけばいつも そこにあなたがいた
California blue 遠く離れてても
気がつけば私 つつまれていた
帰ってきたの 帰ってきたの
私の心 今はただのブルー

あの日カリフォルニアは幸せの国で
恋に終りはないと私には見えた
花が美しいのは花びらのせいで
空がまぶしいせいと気づかずにいたわ

California blue 消えてしまった愛
見上げれば空は今日もきらめく青
California blue はるか離れてみて
気がつけば胸はあなたに染まる
帰ってきたの 帰ってきたの
私の心 今はただのブルー

California blue 消えてしまった愛
見上げれば空は今日もきらめく青
California blue はるか離れてみて
気がつけば胸はあなたに染まる
帰ってきたの 帰ってきたの
私の心 今はただのブルー……